Raspbian インストールその 3 -- dd コマンド - Depending on the Time and Situation

概要

前回は、Mac 用のインストーラーを使った Raspbian のインストール方法をご紹介しました。今回は、Mac のターミナルで dd コマンドを使ったやり方です。個人的には、手っ取り早いので、この方法を一番使ってます。

stangler.hatenablog.com

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Raspbian インストール記事全体像

その 1 -- NOOBS
その 2 -- Raspberry PI SD Installer OS X
その 3 -- dd コマンド← 今ココ

ホスト

Mac

MacBook Pro ( 13-inch, Early 2011 ) 魔改造済み

support.apple.com

メモリ: 16 GB
ストレージ: SSD 512 GB
OS: macOS Sierra 10.12.6

作業ディレクトリ作成

インストール作業を行うためのディレクトリを作成します。とりあえず、ユーザーのディレクトリに「 temp 」という名前のものを作成し、できたディレクトリに移動しておきます。

% pwd
% /Users/ユーザー/
% mkdir temp && cd $_

microSD カード接続

カードリーダーなどを使って Mac に MicroSD カードを接続します。

イメージダウンロード

以下のサイトより Raspbian の OS イメージをダウンロードします。

ftp.jaist.ac.jp

今回は、現時点（ 2019 年 8 月 2 日）で最新の 2019-07-10-raspbian-buster.zip をダウンロードしてきます。

% wget http://ftp.jaist.ac.jp/pub/raspberrypi/raspbian/images/raspbian-2019-07-12/2019-07-10-raspbian-buster.zip

解凍

ダウンロードした zip を解凍します。

% unzip 2019-07-10-raspbian-buster.zip

インストール先ディスク確認

以下のコマンドを実行し、インストール先のディスクを確認します。

diskutil list

以下に表示されている /dev/disk2 というのが、MicroSD カードになります。ここに OS イメージを焼くことになります。

/dev/disk0 (internal, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *512.1 GB   disk0
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk0s1
   2:          Apple_CoreStorage Macintosh HD            511.3 GB   disk0s2
   3:                 Apple_Boot Recovery HD             650.0 MB   disk0s3

/dev/disk1 (internal, virtual):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:                  Apple_HFS Macintosh HD           +510.9 GB   disk1
                                 Logical Volume on disk0s2
                                 7677BBAC-5FA9-491B-9291-46DF41241A9D
                                 Unlocked Encrypted

/dev/disk2 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:     FDisk_partition_scheme                        *15.5 GB    disk2
   1:             Windows_FAT_32 RPI                     15.5 GB    disk2s1

microSD カードのマウント名確認

microSD カードが Mac にマウントされたままの状態だと「使用中」と判断され、OS イメージを焼くことができません。アンマウントするために、まずは MicroSD カードのマウント名を df コマンドで確認しておきます。

df

以下に表示されている /Volumes/RPI がマウント名となります。

Filesystem    512-blocks      Used Available Capacity iused      ifree %iused  Mounted on
/dev/disk1     997818368 522402752 474903616    53% 2912414 4292054865    0%   /
devfs                375       375         0   100%     650          0  100%   /dev
map -hosts             0         0         0   100%       0          0  100%   /net
map auto_home          0         0         0   100%       0          0  100%   /home
/dev/disk2s1    30261248      4736  30256512     1%       0          0  100%   /Volumes/RPI

microSD カードをアンマウント

マウント名がわかったので、アンマウントを実行します。

% sudo diskutil umount "/Volumes/RPI"

OS イメージを焼く

dd コマンドで OS イメージを MicroSD カードに焼きましょう。

% sudo dd bs=1m if=2019-06-20-raspbian-buster.img of=/dev/disk2

以下のような表示が出たら完了です。

3600+0 records in
3600+0 records out
3774873600 bytes transferred in 477.638124 secs (7903208 bytes/sec)

以上となります。

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