Depending on the Time and Situation

時と場合によりけり 〜 日々のアップデートとイノベーションに翻弄され彷徨える IT エンジニアの覚書

Mac 起動時に Homebrew を自動アップデートする

概要

Homebrew と、それを使ってインストールしたパッケージを、いつも最新の状態にするための設定をしてみます。具体的には、Mac が起動した時に、シェルスクリプトbrew update と brew upgrade を自動的に実行します。

stangler.hatenablog.com

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この記事の目次

ホスト

Mac

support.apple.com

  • メモリ: 16 GB

  • ストレージ: SSD 512 GB

  • OS: macOS Sierra 10.12.6

シェルスクリプト

ファイル作成

まずは、シェルスクリプトを作成します。ここでは、Mac のターミナルで vim を使って作成します。ファイルの置き場所は、適宜決めてください。今回は「 /Users/ユーザー名/ 」の配下にします。シェルスクリプトのファイル名も、ご自分の好きな名前を付けてください。ただし、拡張子は、「 command 」としてください。ここでは「 update.command 」としておきます。

% vim /Users/XXXXXX/update.command

スクリプトの中身は以下となります。

#!/bin/sh
sleep 30
brew update
brew upgrade

apm update
anyenv update

「 sleep 30 」は、Mac が起動して Wi-Fi の電波を掴みに行くための時間で、今回は 30 秒としました。ついでなので、Atom と anyenv のアップデートも入れておきました。

anyenv については、以下をご参照ください。

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パーミッション

実行権限を付与します。

% chmod u+x /Users/XXXXXX/update.command

テスト

スクリプトが走るかどうか、update.command をダブルクリックして確認してみましょう。

自動起動

次に、Mac にログインした時に、シェルスクリプトを動作させるための設定を行います。Mac のシステム環境を開きます。ユーザーとグループをクリックし、「ログイン項目」タブを開いきます。

システム環境設定
システム環境設定

「 + 」マークをクリックします。

f:id:stangler:20190208140452p:plain

先ほど作成した update.command を選択します。

f:id:stangler:20190208142125p:plain

するとログイン項目に update.command が追加されました。

確認

Mac を再起動して、スクリプトが走るかどうかを確認してみてください。

以上です。