Amazon Lightsail で WordPress その 4 -- ロードバランサー
概要
Amazon Lightsail で WordPress の 4 回目です。ロードバランサーを導入してみます。ロードバランサーを使うことで、サイトを HTTPS 化することができます。今回は、その前段階として、HTTP のロードバランサーを設定します。また、独自ドメインでアクセスするために DNS の設定もしてみます(前提条件: Route53 で独自ドメインを取得していること)。
Amazon Lightsail で WordPress 記事 全体像
- その 1 -- トップページをブラウザで表示するまで
- その 2 -- SSH
- その 3 -- インスタンス内の MySQL にアクセス
- その 4 -- ロードバランサー ← 今ココ
- その 5 -- ダッシュボードにログイン
- その 6 -- HTTPS 化
- その 7 -- Amazon Polly
この記事の目次
ロードバランサー設定
ロードバランサー作成
まずは、Lightsail のホームのネットワークをクリックし、ロードバランサーの作成ボタンを押します。
初期設定画面が開くので、ロードバランサーに適当な名前を付けます。ここでは、デフォルトのままにしておきます。そして、ロードバランサーを作成というボタンをクリックします。
ロードバランサーに WordPress インスタンスをアタッチ
ターゲットインスタンスの画面が表示されるので、作成した WordPress のインスタンスを指定します。
画面に指定したインスタンスが表示されたら、アタッチリンクをクリックします。
すると、しばらくアタッチ中の表示が出ます。
アタッチが無事終了すると、ヘルスチェック成功の表示が出ます。
DNS 設定
DNS ゾーン作成
Lightsail のホームのネットワークをクリックし、DNS ゾーンの作成ボタンを押します。
次に、登録済みのドメイン( www なしのドメイン、example.com など )を入力し、DNS ゾーンの作成ボタンをクリックします。
A レコード追加
次は、A レコードとして、サブドメイン www を登録して、www.example.com のような URL でアクセスできるようにしてみます。+ レコードの追加リンクをクリックします。
サブドメインに www を入力。解決先に、先ほど設定したロードバランサーを指定します。 そして、チェックマークをクリックします。
Route53
Lightsail で割り当てられたネームサーバーを確認
DNS ゾーンを作成すると以下のように、新しいネームサーバーが割り当てられます。これを Route53 に追加します。
Route53 の NS レコードに追加
Route53 で取得した独自ドメインには、4 つの NS レコードが、あらかじめ割り当てられていると思います。今回は、それはそのまま残しつつ、Lightsail で割り当てられたネームサーバーを追加します。Lightsail に表示されたネームサーバー 4つを Route53 の NS レコードにコピペします。末尾にピリオドを入れるのを忘れずに。
ロードバランサーの DNS 確認
Lightsail のホームのネットワークをクリックし、作成したロードバランサーのリンクを選択します。
次に、表示された DNS 名をコピーします。
Route53 に A レコード追加
Create Record Set ボタンをクリックし、以下のように設定します。
Name: www
Type: A IPv4 address
Alias: Yes
Alias Target: コピーしたロードバランサーの DNS 名
ブラウザで確認
ブラウザに URL を入力し、以下のように WordPress の画面が表示されたら設定完了です!
次回は、ダッシュボードにログインしてみます。